いて座(Sagittarius)

西洋の星座の中で馬に関連する星座について以前ペガスス座を取り上げた。今日は「いて座」(Sagittarius)を取り上げる。この星座の主人公は半人半馬の怪人であるが、数ある怪人のなかでは最も賢い。音楽の神アポロンと月と狩りの女神アルテーミスから、音楽、狩猟、医術、予言術などを授けられ、後にペーリオン山の洞窟に住んで、百芸の師となった(野尻抱影著「星座のはなし」)。多くのギリシャの勇者は彼から教えを受けた。たとえば、双子座のカストルは彼から馬術を習った。 星座の形は
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いて座
いて座

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いて座の東半分は中国でいう「南斗六星」で、「北斗七星」を伏せたような形である。半人半馬の馬の部分はほぼ南斗のマスにあたり、その上に頭があり、下に続くこまかな星の列が腹と前脚になる。後脚の附近の半円はみなみのかんむり(南冠)座である。「いて座」の方向は銀河の中心であるので「天の川」がここで幅広になり、星は密集してあり、星雲なども極めて多い。星座に見えるM8,M20, M22,M23,M25は星雲や星団である。因みにM8,M20は生まれたての若い星からなる星雲である。