多様なポニーたち(5):フツル

今回は南部ポーランドのポニーであるフツル(Huçul)。画像はここ

このポーランドのフツルは作業用のウマの典型である。南部ポーランドやカルパチア山地の農村で標準的な農作業のウマである。主に軽い農作業で牽引作業に使われたが、荷駄を積んで困難な山道を運ぶことにも使われた。

この品種はポーランドに生息していたターパン(Tarpan)の後裔と見なせる。フツルの原産は数千年の間似たようなポニーが生息していたカルパチア山脈由来である。ある時点で東方の影響があった可能性がある。品質管理されている現生ポニーはその後はっきりと定義された。

フツルは強力、頑丈、繊細そして扱いやすい。