磋呼、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

秦の終わりころの陳勝(ちんしょう)の名文句である。

またかれは

「王候将相(おうこうしょうそう)、なんぞ種(しゅ)あらんや」

つまり権力の中枢にある人々は生まれながらにそれになる人種が決まっているわけではないぞ、という意味。

小説十八史略」(陳舜臣)から。

また同じ「陳勝呉広」の節に

「星々の火、以(もつ)て原を燎(や)く可(べ)し」という」という興味ある諺が載っていた。